「中国を観る」(7)

最終回

 大連訪問から早や1年が経過しようとしています。上海をはじめ中国各地で起こった反日デモからもそれ以上が経過しました。しかし、小泉さんの「靖国神社参拝」問題を契機とした日中政府の冷え込んだ関係は一向に改善の兆しはありません。 「靖国神社問題」は日本人の間でも「信教の自由」等憲法論争にまで及ぶ賛否両論有り、中国・韓国の反発以前に国内問題としても解決すべき問題だと思っています。

中国に関するまとめ
@やはり急速に経済的な発展を遂げている。
 昭和30年代の日本の勢いか?「東京オリンピック前夜」と同じ?
A社会的基盤、制度がついて行っていない。
 排気ガス、排水、排煙等公害対策。(「光化学スモッグ」など日本では懐かしい言葉。)
 交通施設インフラ、マナー、ルール等
B「作れば売れる・時代」
 人口、経済力向上で「作れば売れる!」
 「顧客満足(CS)」「高品質」「サービス」等は後まわし!
C農村・僻地と都市(特に大都市)や経済特区との経済格差。
D専門の自動車業界を観ると、これからの自動車の大衆化は空恐ろしい。
 ・道路に比べて「人」の多さ。今でも自動車が一杯なのにこれ以上大衆化すると、
 「排
気ガス公害」「交通混雑」が殺人的となる。 
 ・「整備工場不足・整備士不足」

 ・「新車」は内外メーカー進出で供給大、しかし一般庶民所得からは高い。「中古車」流通制  度遅れ、供給少ない。殿様商売。
E日本より「ロシア」「韓国」との結びつき強い?
 「北朝鮮」には、まだ警戒的?
 一般的には「反日感情」は感じられない。

 以上のような事から、これから中国とどうつき合って行くか?どうビジネスを見つけていくか?
 の参考になれば…と一年にわたる掲載を終わります。
たった3日の大連訪問で「何を言うか!」とお叱りを受けるかもしれません。しかしたった3日でもたくさんの事を学びました。
 また、時間を見て「瀋陽」「上海」「北京」「青島」等広く見聞したいものです。

大連国際ソフトウェア・IT交易会 会場
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